視覚障害者とクライミング - NPO法人モンキーマジック
視覚障害者とクライミング

アカデミック (調査研究)

モンキーマジックでは、「視覚障害者とクライミング」という大きなテーマを持ち、研究者・視覚障害支援専門家の方々にもお力添えをいただきながら、身体面、心理面、社会面等幅広い視野で調査研究を進めています。

調査研究は、障害者クライミングの理解と普及に欠かせないものであり、自分たち自身が日頃から課題意識を持ち、客観的・理論的に判断をし、これからの進むべき方向の指針を支えるものであると考えています。

これまでの調査研究一部紹介

施設入所視覚障害者対象 フリークライミングプログラム実践
~転倒予防効果についての一考察~
  • 木本多美子 (NPO法人モンキーマジック)
  • 2014年 第16回合同大会~第35回医療体育研究会/第18回日本アダプテッド体育・スポーツ学会~ ポスター発表
  • 施設入所視覚障害者(N=9)を対象に、フリークライミングプログラムを5回開催。
    事前と事後で、フリークライミングが転倒予防に効果が期待できることが示唆された。
    ※本研究は、公益財団法人住友生命財団「スミセイ・コミュニティスポーツ推進助成をいただき、行われました。
米国コロラド障害者センター自立訓練プログラムにおけるクライミングプログラムの意義
  • 木本多美子 (NPO法人モンキーマジック)
  • 2014年 第23回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 抄録(口頭発表)
  • 米国コロラド視覚障害者センターの自立訓練プログラムとして行われているクライミングプログラムを視察。
    参加者とスタッフの聞き取りより、プログラムの意義として「訓練生同士の信頼、社会性」「訓練生の自信、達成感」「スタッフに対する信頼」、訓練生からは「訓練生同士の信頼」「訓練生の自信、達成感」「クライミングと対峙した自分と人生に対する投影」が挙げられた。
高知県におけるブラインドクライミングの経緯とこれから
  • 金平景介 (高知県身体障害者連合会)
  • 2012年 第21回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 ポスター発表
  • 高知県では視覚障害者クライミングが盛んにおこなわれており、クライミング世界選手権代表も産出している。2009年からここまでに至った経緯には視覚障害者と晴眼者が一緒にクライミングを楽しむサークル活動の存在があり、その活動の中での結果として、視覚障害者、晴眼者両者、そして関係性の変化が確認された。
東京都武蔵野市における中高年視覚障害者クライミング教室の実践
~セラピューティックレクリエーション的視点を取り入れた試み~
  • 木本多美子 (NPO法人モンキーマジック)
  • 2012年 第21回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 ポスター発表
  • 武蔵野市、社協、民間NPOが共同で、視覚障害者クライミング教室を開催。
    セラピューティックレクリエーション的視点を取り入れたプログラムの結果、「楽しさの効果」「社会参加の芽」「主催者の再評価」「継続の効果」「官民共催の効果」が見られた。
視覚障害児を対象としたクライミング教室
~その実践と効果~
  • 小林幸一郎 (NPO法人モンキーマジック)
  • 2011年 第12回ロービジョン学会 ポスター発表
  • 視覚障害児を対象とした、継続的なクライミング教室の実践により、保護者のインタビューからその教育的な効果が見られ、継続的な教室の意義が挙げられた。
視覚障害のある人の自己効力感に対するフリークライミング体験の短期的効果
  • 小田浩一 (東京女子大学、NPO法人モンキーマジック)
  • 2009年 第10回ロービジョン学会 ポスター発表
  • モンキーマジックスクールに参加した視覚障害者者(N=34)に自己効力感尺度を利用して、その前後の変化を測定。
    自己効力感の総点に有意差はないものの、16項目の自己効力感尺度で、フリークライミングの短期的効果が見られた。
    「失敗を怖れない」態度への改善効果が期待できる。
Free Climbing~As an educational program for visually impaired students~A pilot study
  • Koichiro Kobayashi (NPO Monkey Magic)
  • 2009年 ISAPA(International Symposium of Adapted Physical Activity) ポスター発表
  • The purpose of this study is to examine the educational effects of free climbing for people who have visually impaired students.
    Students showed positive change in positivity and self-efficacy through interview survey after program.
    Free climbing as an educational program can be valuable in rehabilitation and educational settings.
フリークライミング
~視覚障害者を対象とした教育的プログラムの実践と効果~
  • 小林幸一郎 (NPO法人モンキーマジック)
  • 2009年 第18回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 ポスター発表
  • 視覚障害の大学生(N=5)を対象に大学の授業実習で行ったフリークライミングの実践効果を測定。
    量的尺度では自己効力感の変化は見られなかったが、質的調査(インタビュー)では、多くの気づきとポジティブな変化が見られた。

▲トップへ戻る