2021年 05月 17日(月)10:00
【報告】より良い多様性社会の実現に向けインターンプログラムを開始
モンキーマジックでは、4月より4名のインターン1期生を迎えています。
より良い多様性社会の実現に向け、「より良い多様性」ってどんな形なのかを一緒に考え、一緒に創っていくことを目指して、インターンプログラムを開始しました。インターン生は女性3名、男性1名の大学生で、その内2名は視覚障害のある学生です。
しかし、このコロナ禍の感染拡大予防の中でイベントも開催できず、集まってもらうこともできません。そこで、5月15日にオンライン勉強会を開催することにしました。
「テーマ: 聴覚障害のゲストに学ぶ ~ いい感じの多様性社会について考えよう ~」と題し、中途で聴覚障害になったモンキーマジックの参加者であり、マンデーマジック横浜のボランティアスタッフを担っていただいているSさんをゲストに招いての勉強会となりました。Sさんは5年前に、クライミングには興味なかったのに盲導犬がイベントに来ていることを聞いてモンキーマジックのイベントに参加してくれた方です。イベントに参加してクライミングもやってみると皆から「うまい!」とおだてられて、すっかりクライミングにはまり、今ではイベントスタッフも担ってくださっています。
Sさんからは勉強会の中で「私は人生の途中で耳が聞こえなくなりました。もし自分が急に聞こえなくなったら、どんな仕事をしようと考えますか?」という問いかけがされました。
学生の中からは「自分の障害を周囲に理解してもらうのに、どんな工夫や努力をしていますか?」というゲストへの質問がされました。
自分事として考えるきっかけを得て、ゲストの人生や考えを聞き、それぞれの気づきが得られた様子でした。
学生からは以下のような感想が聞かれました。
「人とコミュニケーションを楽しむと言うことを大事にすれば障害は関係なく楽しめると思った。コミュニケーションツールは人それぞれということを大事にしいと思った。(視覚障害学生)」「(今は) 社会が硬いんだなーということを思った。(モンキーマジックでは柔らかい楽しさがあるが、モンキーマジックの)他の場所で障害がある人とのコミュニケーションを考えると硬くなるんだろうと思った。もっと社会に柔らかさが必要なんだと思いました。良い感じにグラデーションでいろんな人がいるということが浸透すれば良いと感じました」
【活動の様子】