2020年 08月 31日(月)09:00
【報告】筑波技術大学の体育集中授業「フリークライミング」指導を担当
視覚・聴覚障害者を対象とした国立大学「筑波技術大学」の視覚障害者学部3・4年生を対象とした、体育集中授業「フリークライミング」の指導を担当しました。
2007年に大学が4年制に移行したことから始まったこの授業については、当初より毎年私どもが指導を担当してきました。しかし10名以上いた履修学性も昨年、一昨年は0名で授業そのものが行われなかったのですが、今年は1名履修希望があり実施となりました! しかもその学生さんは、彼が小学生だったころ私達が行っていた盲学校に通う子どもたちのクライミング体験会に来てくれていた方でした。
成人を迎えた今では小学生だった姿のイメージからは想像もつかないほど大人になっていた彼との授業は、思いがけない再開となった私達にとっても本当に楽しく、また予習雨を重ねてくれるなど積極的な姿勢も気持ちが良い時間でした。
第2日目には予定を変更し高温となる学校体育館のボルダリングウォールを避け、近隣のモンキーマジックつくばでの授業を行ったのですが、もっと続けたいとその場で会員ともなってくれました。
これからも彼のように、この授業を通じて、視覚障害者の生涯スポーツとしてクライミングを捉えてくれる人がひとりでも増えてくれることを願っています。
開催日:8月25(火)・26(水)・28(金)
筑波技術大学 5H200:シーズンスポーツA
https://www.tsukuba-tech.ac.jp/department/hs/syllabus_h30/pt_senior/sports/5h200.html
【活動の様子】
2020年 08月 28日(金)12:00
【報告】「まそび倶楽部」presented by モンキーマジック始動!
「まそび倶楽部」は、視覚障害児童生徒の余暇活動クラブです。
視覚に障害があると、参加できる活動の幅が狭い?
見えないからこそ、色んなことに触れ、体験してほしい!
そんな想いから、2020年に立ち上がったのが「まそび倶楽部」です。
第1回目の活動は、山梨県都留市にて5家族ご参加いただき「川遊び」を開催しました。
川の力強い流れの音を聞き、
身を任せて川の流れをゆらゆら感じ、
ヤマメを手の触感を頼りにつかまえ、
涼しい川からの風に触れ、
美味しくヤマメをいただき、
大声をはりあげて、たくさん笑いました。
「まそび」=「まなび」+「あそび」
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
また一緒にまそびましょう!
※川遊びは、山梨県都留市の普門寺のご協力いただき、
公益財団法人公益推進協会の助成事業として開催いたしました。
【活動の様子】
2020年 08月 25日(火)09:00
【登る先につながる未来社会】障害者クライミング普及活動を行うNPO法人モンキーマジックは設立15周年を迎えました。
− 登る先につながる未来社会 −
本日8月25日をもちまして、NPO法人モンキーマジックは設立15周年を迎える運びとなりました。今日までの長い日々私共を支えてくださった本当に多くの方に、心から御礼を申し上げます。
2005年に設立したNPO法人モンキーマジックの活動は、4名の視覚障害者を、東京・奥多摩の岩場でのクライミングスクールにご案内した1日から全てが始まりました。それからは、障害者をはじめとする人々の可能性を、そして社会をより豊かにするために、これまで誰もやったことのない模索の日々でした。
10周年を迎えた2015年は特に財政的に厳しい時でしたが、障害者クライミングの灯を絶えさせてはならないと支えてくれた仲間が大きな力となり、乗り越えることができました。
そして、オリンピック・パラリンピックが待っているはずだった節目の2020年。私共は1人でも多くの障害者を自然の世界へ誘えればと、原点回帰とも言えるような計画を推し進めていました。しかし、自分たちの力ではどうにもならないような、社会を覆う「大きな壁」と向き合う日々となってしまいました。
多くの活動、事業は長い期間中止を余儀なくされ、再開後も大幅に規模を縮小していますが、それでも実際に登る時間を共有することの大切さに向き合うことで、その価値に改めて気づくことができた、自分たちなりの原点回帰の15周年を迎えています。
2025年、20周年を迎えるころの日本は、世界はどのようになっているでしょうか。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、大阪では万博が予定されています。デジタル化や仮想社会の実現などが国家戦略となる中だからこそ、人が誰かと一緒に実際に自らの力で登るクライミングが、人をつなげ可能性を大きく広げ、より豊かな社会を創ることに貢献できると信じています。
不器用かもしれませんが、一層「登る」ことの普遍的価値に向き合い、モンキーマジックだからできる方法を模索し続けたいと思います。これからも日本各地で、1人でも多くの障害者を始めとする人々にクライミングを、笑顔を、自信を、可能性を届ける活動を、知恵を絞りながらひとつひとつ続けてまいります。
皆さま、どうかこれからも一層のご指導ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
2020年8月25日
NPO法人モンキーマジック 代表理事 小林幸一郎
【活動の様子】
2020年 08月 18日(火)13:00
【報告】第39回マンデーマジック横浜を開催
【開催日時】 2020年 8月 17日(月) 18:00
【開催場所】クライミングジムRISE 戸塚(神奈川県)
毎月第3月曜日開催のマンデーマジック横浜。
入場時に手指消毒などコロナウィルス対策に協力いただきながら、今月は8名(内、視覚障害のある方3名、聴覚障害のある方1名)の皆さまにご参加頂きました。6月までイベント開催を見送っていたため、約半年ぶりの方もいらっしゃり、みんなで再会を喜び合うことができました。
視覚障害のある参加者のひとりは、これまでイベント来場から帰りまで親御さんに見守られながら参加されていたのが、いつの間に帰りは駅から1人で単独で帰れるようになっていて、定期イベントにすっかり馴染んでくれたこと嬉しく思いながら、イベントを継続してきた価値を感じることができました。(クライミングも参加当初よりもとても粘り強くなっていました!)
次回9月のマンデーマジック横浜は、シルバーウィークの連休の兼ね合いもあり、9月18日(金)開催のフライデーマジックです!
マンデーマジック横浜の次回申し込みはこちらから!
次月も皆さまのご参加をスタッフ一同お待ちしています!
【活動の様子】
2020年 08月 12日(水)12:00
【報告】ロッククライミングキャンプの指導を担当しました。
8月5〜7日の3日間、毎年恒例となった茨城県つくば市NPO法人ネクストワン主催ロッククライミングキャンプ参加小学1年から中学3年まで21名の指導を長野県川上村の廻り目平キャンプ場にて担当させていただきました。
梅雨明け直後の開催となった今年は、初日こそ昼過ぎからの雨でずぶ濡れとなったものの、その後は気持ちのいい夏にふさわしい好天に恵まれ、多くの子供が初めてだという岩登りに向き合う姿を一緒させていただきました。
水晶を拾ったり、流れ星を探したり、焚き火を囲んだり、そんな子どもたちの姿は、代表小林も同じ地で生まれてはじめてクライミングをした日のことを思い出さずにはいられなかったそうです。子どもたちにとっても、きっと忘れられない夏休みの思い出となったことと思います。
NPO法人Next one.(ネクストワン) - Facebook
https://www.facebook.com/npo.nextone/
【活動の様子】
2020年 08月 12日(水)10:00
【報告】代表小林が玉成保育専門学校にて講演しました。
保育を学ぶ玉成保育専門学校の2年生の学生の皆さん向けに、小林代表が障害と共に歩む自分の姿や夢を成し遂げるのに大切なこと等をお話しさせていただきました。
将来、子どもたちを育む職に就く皆さんに少しでも届いていれば嬉しいです。
資格取得の玉成保育専門学校:Twitter
https://twitter.com/gyokusei1916/status/1286876348099653633?s=20
2020年 08月 12日(水)08:00
【報告】第97回マンデー マジック東京を開催
【開催場所】エナジーボルダリングジム高田馬場(東京都)
【開催日時】2020年8月11日(火)
交流型クライミングイベント マンデーマジック東京を開催しました!
代表小林の挨拶では、日本パラクライミング協会から、パラクライマー小林のドキュメタリー再放送(「前人未到の世界選手権4連覇へ!パラクライマー小林幸一郎の挑戦!」)が8月限定で行われていること、そして8/25(火)にNPO法人モンキーマジックがみなさまのおかげで15周年を迎えられる御礼の挨拶をさせていただきました。
これまでより半分の参加者上限として、全体で17名(うち視覚障害7名)の方々にご参加いただきました。
※モンキーマジックではイベント開催時の指針を設けています※
イベント開催時の新型コロナウィルス感染予防対策について
https://www.monkeymagic.or.jp/about/coronavirus
次回のマンデーマジック東京は9月14日(月)開催です。
引き続き参加規模を制限しての開催となりますが、みなさまのご参加お待ちしています!
■9月14日(火)マンデー マジック東京
https://www.monkeymagic.or.jp/magic/agreement
【活動の様子】